3年生の時、マンガ新人賞に投稿するために制作したマンガ。
この物語は、危険だと言われている「果てなきハシゴ」に主人公が挑む物語だ。主人公の孤独で美しい情熱、そして「果てなきハシゴ」の先にみた真実。読む人にどうやったら自分の世界観が伝わるのかを考えました。
コンセプト
自分の独自の世界観を表現したくて、漫画家を目指した。そのために自分にしか描けない漫画を描きたいと思い、50ページの読み切り漫画を作りました。
僕は高校生の時、クラスメイトに黙って転校したことがありました。当時は進学クラスで勉強に励んでいましたが、漫画家になる夢ができて、通信制の高校に行くことにしました。その転校する時の慣れない環境に対する恐怖と希望が自分の人生に大きな意味を与えてくれたと思い、その感情を吐き出すようにマンガを作りました。
主人公とヒロインの登場シーン
主人公がヒロインを探しにいくために、危険なハシゴをのぼる
もうおしまいになりそうな時に眩暈が起きて、幻覚を見させられる。そこで、隠された世界の歴史に気づくことになる
気づいたらハシゴを登り切っていて、そこには荒廃した世界が広がっていた。
ヒロインがここにいて、一年ぶりの再会を果たす。
荒廃した世界で二人、生きていくことを誓うところで、物語は終わる
このマンガを作り終えて・・・
マンガを作りながら、自分の今までの道程を振り返ることができました。今までは、マンガにはバトルや恋愛などさまざまなジャンルがあり、その型に当てはまる物語の作り方をしていました。しかし、そうのような区分を無視して、自分の中にある感動や矛盾をシンプルにまとめることで、本当の意味で創作というものを単なる趣味や娯楽じゃなく、芸術のように探究することができました。
そして、僕はこれからも難しいことに挑戦していきたい。今までになかった新しいことに手を出して、自分を変えていきたいと強く思いました。